ダイビングの翌日戦艦陸奥記念館に立ちよった。
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戦艦陸奥

戦後、昭和24年から一部引き揚げを開始したが、40メートルを超える海底作業は困難を極め、まもなく中止された。

昭和45年、遺族や生存者らの熱意が実り、深田サルベージによって引き揚げ(※)が再開された。昭和53年まで引き揚げ作業で、将兵の遺骨や遺品と共に、主砲など艦体の75%が引き揚げられたそうだ。
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陸奥記念館
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陸奥錨KIMG0157~2
船首(艦首)
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副砲
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スクリュー
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船尾(艦尾)
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艦尾旗竿
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主砲
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陸奥記念館では、引き上げられた備品と乗組員の遺品を中心に展示されていた。記念館を見下ろす併設の公園にはスクリューや副砲や船首などのパーツが展示されている。その一つ一つのパーツ大きいこと大きいこと…陸奥の大きさを容易に想像できた。
また、館内では圧力計、ライト、上官室の窓などとても長い間海底に沈んでいたとは思えない位きれいな状態でショーケースにはいっていた。
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常夜灯
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上官室の窓
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圧力計器OI000213

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陸奥の乗組員の部屋が再現されていた。
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三好艦長の軍服
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三好艦長の軍服もあり、袖がミシンで継ぎ接ぎされていた。おそらくだかこのクラスの肩書きの方なら修理などせずともすぐに新調できたはずだろうが、贅沢をせず質素を好む方のようだった。
西郷隆盛や上杉謙信など質素倹約を好む偉人は仁義に重んじ、人望が厚い。後に奥様が中心となって引き上げの機運を後押しし世論を動かしたことを考えると、きっと艦長はとても素敵な方だったことだろう。
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この陸奥記念館から4・5キロ沖合いでの沈没とのこと……今では陸奥の沈没がまるで嘘のように初秋の温かい太陽の光と波の音が心地よく記念館を包み込んでいた。

https://youtu.be/23KiXDCfjyM

※引き上げ作業に使われた潜水服
水深40m視界5mの世界引き上げ作業は困難を極めたそうだ。

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