3116dce8a44bcaef8e98854eac03e560
754 (1)
9 (1)

元江戸川区役所文書庫
現在小松川さくら公園に残る鉄筋の2階建ての建物は、1924(大正13)年に郡役所の倉庫として建てられた。(当時は珍しい中村式のコンクリートブロック建築だった。)
1932(昭和7)年に東京市と周辺5郡が合併して東京35区が誕生し、江戸川区役所となってからは、行政文書を収める文書庫だった。
【空襲】
昭和20年(1945)3月10日未明の東京大空襲で下町一体は火の海と化し下町一帯を恐怖のどん底に叩き落とした東京大空襲。中でも、台東区や江東区、墨田区の被害が最も激しいものだったが、江戸川区内でも死者800名、消失家屋1万1千戸のひがいを蒙りました。小松川地区も大きな空襲に襲われ、区役所は火炎に包まれ全焼しています。外も中も壁は焼けただれてしまったが、当時では珍しいコンクリートブロック造りであったため原型をとどめた。
その最中、2名の当直職員が20個の麻袋に詰められた重要書類を炎の中から運び出し、庁舎脇の用水路に沈めて守った。
OI001062

OI001060

OI001061

OI001070

OI001071

OI001072

OI001073

OI001063
内部↓
FB_IMG_1640674370666
区役所は被災後しばらく第七高等女学校(現・東京都立小松川高校)校舎で業務をおこない、1948(昭和23)年に現在地(中央1丁目)に新築移転した。旧区役所跡地約4,000平方メートルを江戸川区が購入し、保健相談所を建設したとき、建物の陰に隠れ残っていた文書庫も保存されることになった。
OI001065

OI001066

OI001067

OI001068

OI001069
※写真の黒い部分は空襲により被災し、焼けただれた跡です。
文書庫内部の写真は江戸川区のHPの写真を転用させて頂きました。
OI001081
焼夷弾
OI001080
防災頭巾
OI001074
ガスマスク
OI001076

OI001075
当時の服装
OI001078
出征旗
OI001079
OI001077