元江戸川区役所文書庫
現在小松川さくら公園に残る鉄筋の2階建ての建物は、1924(大正13)年に郡役所の倉庫として建てられた。(当時は珍しい中村式のコンクリートブロック建築だった。)
1932(昭和7)年に東京市と周辺5郡が合併して東京35区が誕生し、江戸川区役所となってからは、行政文書を収める文書庫だった。
【空襲】
昭和20年(1945)3月10日未明の東京大空襲で下町一体は火の海と化し下町一帯を恐怖のどん底に叩き落とした東京大空襲。中でも、台東区や江東区、墨田区の被害が最も激しいものだったが、江戸川区内でも死者800名、消失家屋1万1千戸のひがいを蒙りました。小松川地区も大きな空襲に襲われ、区役所は火炎に包まれ全焼しています。外も中も壁は焼けただれてしまったが、当時では珍しいコンクリートブロック造りであったため原型をとどめた。
その最中、2名の当直職員が20個の麻袋に詰められた重要書類を炎の中から運び出し、庁舎脇の用水路に沈めて守った。
内部↓
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