2014年03月

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天候は完登した山頂では小雪が舞いはじめていて徐々に下り坂だった。
山頂駅前でボードのバックルを締めながら、振り返って山頂をみると山頂はガスがかかりはじめて、センターハウスにかえるころには激しく雨も降ってきた。

今回スノーシュー、ボード専用アイゼン、下山にスノーボードをその時その時で使いわけた。


左バッターの松井に対し、現ピッチャーの葛西(右)を一塁に、一塁遠山がそのままピッチャーズポジションにあがりピッチャー遠山(左)的なピンポイントな登攀だった。

ご閲覧ありがとうございましたm(_ _)m


写真上)
ルンゼ内下部より岩をよけながらスノーボード滑降。
写真下)
ゴンドラ山頂駅からの日光白根山
天候は徐々に悪くなる

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帰りも同じルートで滑落しないように降り、ルンゼ内に落下しないように埋めてデポした ボードを掘り出し、それに履き替えルンゼ下部を滑りおり、取り付き点からゴンドラ山頂駅間も時間節約の為、極力下り坂はボードを強引に利用しながら、ゴンドラ山頂駅にかえってきた。

やった~!!人生初冬期単独バリエーション達成!!

決行前は、少し精神的にナーバスになったが思い切ってやって良かった。


写真)山頂にて
男体山と中禅寺湖

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時々スペースインベーダーゲームのミサイル ようにほぼストレートで赤ちゃんの拳大位の石(赤ちゃんの拳大といって軽く見ていて、当たったら全盛期のマイクタイソン並の衝撃だと思う。)が落ちてくるのでそれに当たらないようなルートをとった。

滑落と落石に気をつけ核心部と格闘する事 1時間。
結構な斜度だったので呼吸数はあがったが、まだまだ体力を残しての完登。

写真)結構な角度だった

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ゴンドラの最終時間を逃したときのため(ボードにて滑ってセンターハウスまではかえってこれる。)にボード持参で出発。
単独なのでザイルもハーネスも気休めすしかならないので登攀道具は全て家においてきた。ピッケルは一本のみ。

取り付き点まではしっかりした踏み固められたトレースがついていて歩きやすかった。(ルンゼ内にもありがたいことにトレースがあった。)
雪は柔らかくクラストしていてアイゼンピッケルもさしやすかった。
ルンゼの1/3までボードを持ち込みデポさらに2/3までスノーシュー利用。
核心部の残りの1/3は今シーズン買ったスノーボードブーツ用アイゼンを履いて登った。おもちゃのように軽い感じだがしっかり刺さった。

ルートは岩場はほぼなく全体雪で覆われて急斜面の雪田帯だった。
ダガーポジションでピッケルをさしアイゼンの前歯を蹴り差し込む。ズンズン登る。
ボードはデポしたので全体的に重量が軽い。以前やった劔岳の核心部の前劔の雪田帯の核心部の方が(ノーマルルートなので斜度はひくかったが、)重いボードとボードブーツを背負って上がった分長くすごくきつかった。
写真)日光白根山西面3ルンゼ

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話は単独バリエーションに戻す。
今シーズンの山はほとんどスキーバスツアーで現地入りし倹約に務めた。スキーバスツアーを絡めれば懐に優しい。
(エルブルスの次なる野望の為にもうすでに次の貯金をはじめている。)
なんとかスキーバスと絡めていけないだとうか考えた、、、お金をかけずにさらに僕でもやれる単独登攀ルートとなると皆無に近いが、こんなことで諦めるぼくではない。さらにネットにて検索した結果あった。

「日光白根山西面3ルンゼ」である。
このルートはマイナーですが40度から55度位の急斜面が延々とつづくようなれっきとしたバリエーションルートであり、もし足を滑らせて滑落したら200m以上はウサインボルトの速さなんて非でもない位のハイスピードで「新婚さん!!いぇらっしゃーい!!!!」なのである。

今回いつも使っている池袋発日帰り激安スキーバスツアー(丸沼スキー場日帰りバスツアー3500円なり。)を利用しようとしたのですが、川越発(同金額)の方が池袋発より1時間滞在時間が多いため川越発丸沼スキー場バスツアーに変更した。
バスは平日にもかかわらず、学生さん達で満席に近かった。
みんなスキー場にいくという事でハイテンションだった。

直近の三つ峠アイゼントレーニングで三級程度の壁如きで何回もづりおちまっくたいやな残像が残っているため、左遷されたサラリーマンのように僕の気分はどんよりした気分だった。
まるで悪い事をして罰ゲームを受けるような気分であった。

果たし単独でいって怪我なく生きて無事にかえってこれるのだろうかと!!
写真)西面3ルンゼ
ボードは下山時間を短縮化できる大切なツールである為できるだけ上部まで持っていく。滞在時間6時間半なので今回は特に役に立った。

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