2015年10月


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ポンプ小屋


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アクシデントを乗り越え進むこと40キロ。
念願のタクラマカン砂漠中間地点の砂漠のオアシスの町塔中に到着。
町はとてもちいさくすぐにホテルは見つかったが、外国人はいったん少し離れた警察署にパスポートのコピーやホテルが用意した宿泊申請書を提出しなけれならないという面倒くさいシステムをとっていて五キロ程離れた警察署にわざわざホテルの方の車でいき宿泊許可をとった。
しかも、別途で車代の約50元も請求された。

町にもどり、飯を食べに行くも日本人がとても珍しいらしく、みんなが興味しんしんで振り向く、わざわざ見に来るやつもいた。
飯を食べる時も見られる。
今後のゴールの明暗を左右するであろう今回のチェーン切れのことや疲れもあわさり相当なストレスになった。
調子いいときならニイハオ何てことも言えるが、
疲れて誰ともしゃべりたくないときに好奇の視線を感じる程、不快なことはない。
この日ばかりは酒を飲んで悪酔いしたい気分で一杯だった。
この日ホテルで3日ぶりにシャワーを浴びた。

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タクラマカン砂漠、タリム砂漠道路の丁度中間地点にある塔中の町に到着。

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飯を食べに行く

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生ニンニクがあったので頂いた。

タクラマカン砂漠3日目

距離69,40キロ
アベレージ17,3キロ
Max34,6キロ
時間3時間59分



この日はアップダウンの高低差が今までより低く、下り坂や平坦な道もあわさり1日目や2日目と比べると無風ということもあわさって楽に感じた。
(後半少し弱めの向かい風)

しかし、30キロ過ぎとんでもないトラブルが発生した。
なんとこともあろうか?チェーンが切れてしまった。チェーンの替えや工具の持ち合わせがないので、一人ではどうすることもできず途方にくれていたら、一台の車が停まった。たまたま通りかかった方が、僕の原状を見るに見かねて一緒に直そうと停まってくれたのだった。
よく見て見ると工具を使わなくてもなんとか2人なら切れた部分を繋ぎ合わせ修復できそうな切れかたをしていた。

一人は自転車を軽く持ち上げ一人はチェーン切れた部分を繋ぎ合わせ石で叩く。
試行錯誤すること5分、なんとかのなおすことができた。

今考えるとこのかたがいなかったらおそらく直せずタクラマカン砂漠は断念したかもしれない。

感謝の気持ち込めて、使っていたモンベル社のグローブやしていたスポーツ磁気ネックレスをもらって下さいといったのだが断固していらないとおっしゃる。そして何事もなかったように颯爽といってしまった。
登場から行かれるまでまるで神様のような方だった。

チェーンで手が汚れてしまっても嫌な顔をひとつせず対応して下さった。修理後こちらから差し出したウェットティッシュさえいらないという (さすがにこればかりはもらってもらった)
タクラマカン砂漠の道を教えてくれた人やポンプ小屋の方もそうだったのですが、こちらは何も支払ってさえいないのに、、、ウイグルの方のたとえ自分が犠牲になっても他人を気遣う精神に大きく感動し胸が一杯なった。

と同時に他人に迷惑をかけたこと、日本出発前にチェーン切れに対する対策をとらずに出発したことの自分の不甲斐なさを恥じた。

チェーン切れの原因はおそらく昨日シフトチェンジ絶えずおこない、坂道では疲れから必要以上にガチャガチャとシフトダウンやシフトアップを繰り返した。相当な負荷がチェーンにかかった故であろう。
今回の修理はあくまで応急措置であってチェーンを変えた訳でもなく工具でしっかり直した訳でもないのでまたいつ切れてもおかしくない。今後は坂道での急激なソフトチェンジやペダル側の一番外側でいれての走行などできるだけ控え、チェーンに負担をかけることはしないようにしなければならなくなり、ペースダウンを余儀なくされた。

これはレースではない何日かかろうがかまないのでセフティファーストの気持ちでのぞむことにした。


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お世話になったポンプ小屋

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この日はうってかわって無風。

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タクラマカン砂漠の中継地の町塔中からニヤまでの250キロの半縦断を狙っているという中国人チャリダーと出会いあ互いの健闘を讃え合う。

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まさかのチェーン切れに声も出ず呆然となる。工具もなし予備のチェーンもなし、
先ず自転車のことより命の危険がないように自転車を放棄して無事の帰国ができるように今後の我が身の振り方を真剣に考えた。

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神様が現れて僕を救って下さった。
今思い出しても無事にタクラマカン砂漠を縦断できたのは、このお方の助けがあったお陰だ。願わくは、会ってきちんとお礼がいいたいしお礼がしたい。

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途中廃墟になった建物があったので立ち寄った。
リアル北斗の拳(又はマッドマックス)の世界観で今にもモヒカン頭の全身レザーのチンピラが出てきそうだった。


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150キロ先の町を目指すも挫折。


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